登った山々で参加者が詠んだ短歌・俳句・川柳・自由詩を集めました。
四季折々の情景が甦ってきます。
| 新年の 山行コース 下見旅 帰路のグリーン車 笑顔満開 | 純米 |
| アラートに 別れを告げるか 秋の雨 | 参加者A |
| 里山で 目を奪われちゃった 葛(くず)の花 | 参加者A |
| 栃の木の 傘下で集う 山仲間 | 参加者A |
| 赤白黄 ハナビシ草が 額の中 | 参加者A |
| 古(いにしえ)の 城を想いて 桜かな | 参加者A |
| 足元の 花びら踏みしめ 登る春 | 参加者A |
| 萌黄色 これぞ青春 遠き日々 | 参加者A |
| 歳重ね 歩ける喜び 春爛漫 | 参加者A |
| 初春の 富士を望みて 鏡ヶ峰 仲間と共に 宴にぎやか | 純米 |
| 鴻福居 今年も来たよ またここに チャイナ料理 今日もよろしく | 純米 |
| 頂亭 亭主の姿 蘇る 御十八夜の 美酒鍋楽し | 純米 |
| 米沢の 森を愛する人々の 優しい心根 あちらこちらに | 純米 |
| 今度来る 時は菜の花新緑か テントを張って 仲秋の頃? | 純米 |
| 水仙の つぼみ膨らむ 登山口 | 参加者A |
| 寒空に 残るモミジの 色香なし | 参加者A |
| 陽だまりで 鍋囲む手の 暖かさ | 参加者A |
| 枯れススキ 揺れて振り向く 冬至かな | 参加者A |
| 年末に いつまで飲めるや 生ビール | 参加者A |
| 霊峰に 茶店の床(とこ)に 舞うモミジ | 参加者A |
| 紅葉越し 陸の松島 プチ宴 | 参加者A |
| 人生の 秋を楽しむ 山旅は 京都奈良から 大台ヶ原 | 純米 |
| ままならぬ 足を引きずり 健脚の 遠き姿を 追い掛ける道 | 純米 |
| 600回 記念の山の 頂は もみじ輝く 大台ヶ原 | 純米 |
| 遠き日々 顧みながら 下る道 木の間のもみじ 振り返りつつ | 純米 |
| 心地よい 鈴の音響く 下山道 若きハイカー 足どり軽く | 純米 |
| 健脚の 仲間今ごろ さて何処 無事の帰りを 願うひと時 | 純米 |
| 素晴らしき アテンダントに 恵まれて 終始楽しき 秋の山旅 | 純米 |
| 山肌に 黄金に輝く ススキかな | 参加者A |
| いにしえの 都の秋に 記念の歩 | 参加者A |
| 錦絵が 重なる山の 笹の原 | 参加者A |
| 何故登る 仲間と味わう これ名山 | 参加者A |
| はな(桜)の中 老いたるピーヤ 今もなお | 参加者A |
| 春風に またねと揺れる 若枝かな | 参加者A |
| キャッスレス 使えた喜び まだ傘寿 | 参加者A |
| カタクリも 日焼けすまいと 下向いて | 参加者A |
| まだ老いぬ 花より食い気と 染める頬 | 参加者A |
| 花達も ついて行けない 温暖化 | 参加者A |
| 天空を 突き差す槍の その姿 表銀座を 行き着く先に | 純米 |
| 白馬の 大雪渓を 登り詰め 辿り着きたる 夢の花園 | 純米 |
| 横尾から 涸沢越えて 奥穂高 ザイテングラード 最後の急登 | 純米 |
| 荘厳で 近寄りがたき 剱岳 アルピニストの 憧れの的 | 純米 |
| 冬枯れの 名もなきピークに 心寄せ | 参加者A |
| 鈍行の 車窓に雪山 首回し | 参加者A |
| 傘寿喜寿 雪山眺めて 祝い酒 | 参加者A |
| 回重ね 頭も山も 冬支度 | 参加者A |
| ほろ酔いの 夜空に霞む オリオン座 | 参加者A |
| 熟年の 仲間今なお はつらつと 笑顔弾ける 陣馬の山で | 純米 |
| 山旅の 年輪重ね 今もなお 山への思い 尽きぬ頂 | 純米 |
| また春に やって来ました 秩父村 あの日の感動 今日も再び | 純米 |
| 鮮やかな ツツジ目にして 稜線を 辿る足取り しばし軽やか | 純米 |
| 粥新田を かつて越え行く 村人の 往時の姿 偲ぶ尾根道 | 純米 |
| 一夜明け 秩父の里は 銀世界 目指す頂 ろうばいの園 | 純米 |
| 蝋梅の 花一段と 輝けり スカイブルーの 空をバックに | 純米 |
| 両神の ランタン灯した あの夜の 宴の記憶 よみがえる丘 | 純米 |
| 茶屋の旗 相模の空に なびかせて 今年の安寧 祈る頂 | 純米 |
| 熱々の 甘酒おでん いただいて しばしの憩い 仲間と共に | 純米 |
| 新年の 宴の席の 語らいは あの山この道 懐かしきこと | 純米 |
| 初春に 仰ぐ富士やま 峰きよし | 山ぶどう |
| 参道に 落ちた病葉 踏みしめて | 参加者A |
| 初詣 今年の神様 マスク無し | 参加者A |
| 富士を背に 大海原を 見渡せば 明日への望み 叶う予感が | 純米 |
| 木洩れ日に きらり輝く 冬紅葉 稜線行けば 目指す頂 | 純米 |
| 頂は 師走の街を 抜け出した ハイカー憩う 茶屋のテーブル | 純米 |
| ひたすらに ただひたすらに 水走る ロックガーデン せせらぎの道 | 純米 |
| 秋めいて 道の辺に咲く 秋海棠 御師集落の 家並み静か | 純米 |
| 猛暑から 逃れて多摩の 奥深く 辿る山道 すずかぜ(涼風)頬に | 純米 |
| 妖精か レンゲショウマの 羽根透かし | 参加者A |
| 神仏に 参りて後の 楽しみは 茶店で憩う 安らぎの時 | 純米 |
| 紫陽花の 山から見渡す その景色 陸の松島 関東の地に | 純米 |
| 参道の 杉の古木に 思いやる 永き月日を 生き抜きしこと | 純米 |
| カップルの ハイカー賑わう 女体山 永久の幸せ 祈る岩山 | 純米 |
| 春色に 染まる里山 秩父村 目指す霊峰 堂平山 | 純米 |
| せせらぎの 音耳にして 歩を運ぶ 峠に続く すみれ咲く道 | 純米 |
| パノラマの 遥か彼方の 絶景は パッチワークで 描かれし山 | 純米 |
| 大根の 花涼しげに 咲く川の ほとりで憩う 山下りし時 | 純米 |
| 山間を 曲がりくねって 御殿場線 谷峨の駅から 望む頂 | 純米 |
| 鍛錬の 成果を試す 大野山 きついカヤトも 振り向けば富士 | 純米 |
| 待望の 花の季節の 到来に こころ穏やか 鎌倉の路地 | 純米 |
| 紅梅の 香りいかにと マスク越し 顔近づけて 山門の前 | 純米 |
| 淡雪の はかない命 思いつつ 小さき川を 渡る山道 | 純米 |
| 大いなる 福をもたらす 山に来て 神に願うは 永久の幸せ | 純米 |
| "白馬" の 大雪渓を 登り詰め 辿り着きたる 夢の花園 | 純米 |
| 横尾から 涸沢越えて "奥穂高" ザイテングラード 最後の急登 | 純米 |
| 天空を 突き差す "槍" の その姿 表銀座を 行きつく先に | 純米 |
| 荘厳で 近寄りがたき "劔岳" アルピニストの 憧れの的 | 純米 |
| 寺を出て 急な登りの 連続に 一息ついて 垣間見る富士 | 純米 |
| 心地良い 山の疲れが 残る日の 脳裏かすめる 麗しき富士 | 純米 |
| 小春日を 背に受け憩う 頂は 神の降り立つ 権現の杜 | 純米 |
| 手放しで 展望楽しむ あの笑顔 富士の白雪 景勝百選 | 純米 |
| 空海が この絶景を 前にして 民に 広めし 仏の教え(想像) | 純米 |
| 久々の 県外山行 再開に 喜び勇む いつもの車両 | 純米 |
| 由緒ある 織姫神社 皮切りに 険しき道を 進む稜線 | 純米 |
| 空っ風 吹きて彼方の 山々の 姿良好 昼の頂 | 純米 |
| 織姫の 神に念ずる その想い 山の仲間の 絆よ永久に | 純米 |
| 心地よい 秋風抜ける 頂で 憩うひと時 仲間と共に | 純米 |
| 風雪に 耐えて今なお そそり立つ 巨木の威厳 小櫃の山に | 純米 |
| 青空を 背に咲き誇る 紅芙蓉 今日のひと日を 精一杯に | 純米 |
| あの夏の あの尾瀬ヶ原 思い出す 馬来田の泉 清き流れに | 純米 |
| 鶯のさえずり 蛙の鳴き声 負けじと響く おしやべりの声 馬来田の地に | キンラン |
| 我が人生と共に 山行に来てまで 大スベリなり | キンラン |
| 新緑で 山はだ染まり もえぎ色 | エ−デルワイス |
| 穏やかな 春の日差しで 心和む | エ−デルワイス |
| もう一度 訪れたいな 馬来田路 | エ−デルワイス |
| 野辺の道 鶯初鳴き コロナ禍で | ハクサンチドリ |
| キジ鳴きて 流れも清し 心ゆく | 万幹 |
| 春の野や ここ里山に コロナ無し | 又 いく蔵 |
| 馬来田駅 ブルーベリーが 出迎える | マイヅルソウ |
| 草原の 菜の花ランチ 雉も鳴く | マイヅルソウ |
| 無人駅 ツバメ飛び交う 賑やかに | マイヅルソウ |
| 房総にも 尾瀬があった 木道と 湧き水光る いっせんぼくよ | マイヅルソウ |
| 馬来田路や 菜花いっぱい 空青く | わすれなぐさ |
| 蛙鳴く 湧水流る 木道に | わすれなぐさ |
| せせらぎの はんの木湿原 春を見に | ヤナギラン |
| のどけきや うまくたの路 雉鳴きて | ヤナギラン |
| 飲んで食べ 若葉の中に 吸い込まれ | 参加者A |
| 早緑の 踊り子たちに 迎えられ | 参加者A |
| "万葉" を 一割見つけた "千葉" の里 | おそまつ |
| 山上の 大島桜の 微笑みに 心癒され 至福の時が | 純米 |
| 初富士を 背後に集う 山仲間 今年も行くぞ 試練乗り越え | 純米 |
| 恒例の 初甘酒に 舌つづみ みんなの笑顔 弾ける頂 | 純米 |
| 穏やかな 日差し背に受け 里山の 春の兆しを 感じる旅に | 純米 |
| 凍晴(いてばれ)の 朝ウキウキ 靴を履く | 参加者A |
| 竹杖で 霜柱突く 初登山 | 参加者A |
| 甘酒の 香り漂う 山宴 | 参加者A |
| 駕籠かきも 歩を進めたか この道を | 参加者A |
| 冬落ち日 平穏願って もう一杯 | 参加者A |
| マスク声 益々曇って 増す苦労 | おそまつ |
| 遠方に 浮ぶ島々 眺めれば 想い甦る 神宿る島 | 純米 |
| 頂亭 亭主のことを 思い出す チャランポラン鍋を つつくひと時 | 純米 |
| コロナ禍の 長いトンネル 抜ける日を 夢にまで見る 師走の夜に | 純米 |
| 窓開けて 北風呼び込む この時勢 | 参加者A |
| もみじ葉が 風に掃かれる 石階段 | 参加者A |
| 胸に手を 思い出す恋 もみじ路 | 参加者A |
| 汗かきに また恋よと 枯れ尾花 | 参加者A |
| 石投げも 柚子に届かぬ 四十肩 | 参加者A |
| 柿を手に 悪ガキの頃 懐かしや | 参加者A |
| この秋も 錆びた線路に 音は無し | 参加者A |
| 夕闇に 師走近いと 信号機 | 参加者A |
| 万葉の 里を目指して ひた走る 赤きディーゼル 旅人乗せて | 純米 |
| 野に咲きし 可憐な花を 愛でた日の 想い再び よみがえる旅 | 純米 |
| 久々に 富士の高嶺を 仰ぎ見る 山の楽しさ 噛みしめながら | 純米 |
| うぐいすの 声冴え渡る 湖の 畔に集い 憩うひと時 | 純米 |
| 気心の 知れた仲間と 逢える日を 心待ちする 梅雨入りの午後 | 純米 |
| 里山の 春を彩る 桜花 宴の席の 心華やぐ | 純米 |
| 参道の 信者見守る 御岳杉 行き着く先は 極楽浄土 | 純米 |
| コーヒーの 香り漂う 頂の 束の間の春 立ちて陽だまり | 純米 |
| 御嶽山 ケーブルの列 人まばら らくらくコースで 頂上めざす | キャンベル |
| 剛さんの 食後のコーヒー 格別で チョコをお供に 満足満足 | キャンベル |
| 亡き友の 眠る墓前に 参る日の 加曾利貝塚 冬枯れの野辺 | 純米 |
| 穏やかな 海に向いて 山旅の 安全祈る 逗子の山から | 純米 |
| 顧みる あの天空の 鷲ヶ峰 感動残る 今も心に | 純米 |
| 秋風に そよぐススキの 丘陵は 青梅見降ろす 語らいの道 | 純米 |
| うっすらと 見えるよほらね スカイツリー 遥か彼方の ビルの向こうに | 純米 |
| 夏山の 今年の締めは 鷲ヶ峰 しばし天空 稜線散歩 | 純米 |
| 高原の 鷲の目で見る 遠方は 八富士地蔵 甲斐駒仙丈 | 純米 |
| 久々に 花乱れ咲く 草原を のんびり歩く 午後のひと時 | 純米 |
| 行く夏を 惜しみて鳴きし 松虫の 声聞きながら たたむTシャツ(自宅にて) | 純米 |
| 山小屋の 夜の語らい 盛り上がる 山への想い 明日への希望 | 純米 |
| コマクサに 目を奪われし 焼走り 友待つ麓へ 急ぐ足取り | 純米 |
| 想い出の 橋のたもとに 続く道 四葩の花を 愛でるひと時 | 純米 |
| 夏来る 烏帽子の岩稜 風そよぎ 妙義浅間の 遠望楽し | 純米 |
| 上州路 山新緑に 覆われて 揺れる電車の 弾む語らい | 純米 |
| 秩父路の 今を彩る 春もみじ 木の芽煌めく 山間の里 | 純米 |
| 秩父錦 味わう車中 この芽時 | 純米 |
| 秀吉が 腰を抜かすか 花の宴 スープ餃子の 一夜城 | ヤナギラン |
| 岩峰に 立ちて眺める 連山は 男体女峰 日光白根 | 純米 |
| 窓越しに 沈む夕陽に さよならを 今日のひと日に 感謝を込めて | 純米 |
| 数か所の 傷は勲章 岩登り | ヤナギラン |
| 頂の テーブル飾る チョコの花 春待つ山に 至福の時が | 純米 |
| 出かけましょう あまい誘いに のせられし ヨカッタ ヨカッタ 空の青さよ | ヤナギラン |
| 男坂 ふと振り向けば 初春の 富士輝けり 松の木越しに | 純米 |
| 獅子谷を 越えて六国 峠道 甘酒香る 天上の園 | 純米 |
| 納会の レシピ片手に 東屋で 和気あいあいと 調理始まる | 純米 |
| 頂の 亭主今頃 さて何処 我らが姿 眺め入るかな | 純米 |
| 田園の 夏目の堰に 北国の 水鳥浮かぶ 水面静けし | 純米 |
| 頂亭 かほり天まで 届いたか うれし涙か そぼ降る雨が | ヤナギラン |
| 亡き友の ことが頭を よぎる日の もみじ輝く 唐沢を行く | 純米 |
| 数々の 四季の山々 訪れし 我が山旅の 終着いずこ | 純米 |
| (闘病期) | |
| 家族から 病のことを 知らされし そぼ降る雨の 五月の夜に(H30.5) | 純米 |
| 遠慮なく 甘えてくれよ 俺たちに 君の心が 休まるならば(H30.6) | 純米 |
| 納会の レシピ肴に 盛り上がる あの日の山を 語るひと時(H30.8.18) | 純米 |
| 打ち寄せる 波の如くに 繰り返す 胸の痛みの 続くこの頃(H30.9〜10) | 純米 |
| 住み慣れた 我が家に帰る その時に 持てる力を 振り絞る君(H30.11.6病院を退院) | 純米 |
| (H30.11.16自宅で逝去)(逝去後) | |
| あの声が 二度と聞けない 寂しさに 胸の痛みが 募る夕暮れ(H30.11.16) | 純米 |
| 友逝きて 時の止まりし 一日の 小春日和の 空の青さよ(H30.11.17) | 純米 |
| その花の 向こうに富士が 見えるよと 指差す友の 声今はなく(H30.11.7) | 純米 |
| 懐かしき 剣御前の 頂は 君と過ごした 想い出の夏(H10.7月) | 純米 |
| 芸術と 人を愛した 人生は 心優しき 息子に継がれ(H30.11.23) | 純米 |
| 数々の 君との山の 想い出が 今あふれ出る 胸の底から(H30.11.23) | 純米 |
| お互いに 励まし合いし 腰痛は 吾のみ癒えて 君は旅立つ | キャンベル |
| 腰痛は 癌の転移に よるものと 吾らに知らせぬ 君のやさしさ | キャンベル |
| 祭壇の 遺影の君は 笑顔あふれ 山の楽しさ 喋るごとく | キャンベル |
| 食卓で 夫と語るは 君のこと 話題は尽きず 献杯続く | キャンベル |
| 目閉じれば 君の思い出 あふれきて 眠れぬ夜に 眠剤を飲む | キャンベル |
| (想い出の写真から) | |
| さり気なく 手を振る君は 優しくて きらめく黄葉 空は青空(平ヶ岳H15.8.23) | 純米 |
| 桃源郷 笑顔の君の 彼方には 雪の北岳 間の農鳥(蜂城山H16.4.10) | 純米 |
| 白いシャツ とても似合うよ 爽やかで 笑顔素敵な 優しい君に(蜂城山H16.4.10) | 純米 |
| アルプスの 表銀座を 縦走し 行きつく先は 常念の丘(常念岳H16.7.24) | 純米 |
| 久々に 仲間と語る 山のこと 君が流すは 嬉し涙か | 純米 |
| 西伊豆の 弟思いの 兄さんが 手塩に掛けた みかんの里で(達磨山H19.1.13) | 純米 |
| 君はよく たった一人で 出かけたね 行者の如く ただひたむきに | 純米 |
| 爽やかな 春に出かけた バスハイク 君が来るのを 待っていたんだ | 純米 |
| 頂の 亭主満足 この笑顔 やったぜ今年も 最後の締めを(津森山H22.12.23納会) | 純米 |
| こんなにも 亭主のことが 慕わしく 思うは君の 優しさなれど(津森山H22.12.23納会) | 純米 |
| 小さな秋 見つけて足元 落ち葉道 | 参加者A |
| 長い道 褒美のごとく もみじ舞う | 参加者A |
| 谷に下り 里道出れば 落ち葉炊き | 参加者A |
| 頂亭 楽しみに待つ 霜月かな | 参加者A |
| 燦然と 輝く記録 打ち立てた 我らが万幹 永久に不滅 | 純米 |
| 次々と 登頂記録 塗り替える 真砂の長老 まだまだ元気 | 純米 |
| 健脚を 引き連れ歩く 隊長の 足取り軽やか 七色平 | 純米 |
| 台風を 耐え抜き残る 黄葉に 染まる丸沼 林道静か | 純米 |
| またひとつ 心に染みる 山旅が 千山会の ページを飾る | 純米 |
| 黄葉の 樹林帯から 岩場経て 草紅葉美し(はし)日光白根山 | キャンベル |
| 岩山の 登り下りを 譲り合い 日光白根の 懐に入る | キャンベル |
| 久々の バス利用での 山旅は 歌声響き きずな深まる | キャンベル |
| 紅に 染まる尾瀬沼 陽が落ちて 湖畔を照らす 淡き月光(尾瀬沼) | 純米 |
| 尾瀬沼に 写る燧の シルエット 明日の好天 祈る夕暮れ(尾瀬沼) | 純米 |
| みちのくの 最高峰の 頂に 立ちて見下ろす 尾瀬の全貌(燧岳) | 純米 |
| 湿原に 鴬の声 冴え渡り 静かな尾瀬の 抜ける青空(下田代) | 純米 |
| 山裾を 大きく広げ 尾瀬守る 燧の姿 頼もしきかな(中田代) | 純米 |
| 木道の 遥か彼方に 遠ざかる 燧に別れ 告げる牛首(上田代) | 純米 |
| 尾瀬ヶ原 キスゲの花は 終わりしも 青春歌謡 歌いつつ歩く | キャンベル |
| 水音を 頼りに下る 六十分 ついに現る 三条の滝 | キャンベル |
| 滝を背に スマホでパチリ ハイポーズ いく蔵さんの 腕前いかに | キャンベル |
| 木道が 奏でる音止み 夏暮れへ | 参加者A |
| 夏霧の 声が聞けるか 日の出前 | 参加者A |
| 見下ろして 友の声探す 夏山で | 参加者A |
| カッコ〜♪の さえずり渡る 尾瀬ヶ原 | 参加者A |
| 花を愛で 山を愛する 人々の 集う入笠 野草の宝庫 | 純米 |
| サングラス 越しに眺める 八ヶ岳 編笠権現 赤岳硫黄 | 純米 |
| 洟垂れの レシピ横目に 材料と 出しをぶち込み ハイ出来あがり | 純米 |
| 熱々の スープ餃子に 舌鼓 記念の山は 小仏の森 | 純米 |
| 気心の 知れた仲間と 山歩き 過ぎし月日は 二十と五年 | 純米 |
| 四半世紀 歩み続けし 千山会 "タッキー"の音頭で 登り続けよう | キャンベル |
| 二十五周年 餃子鍋で 祝いおり "亭主"のレシピー まことに美味し | キャンベル |
| カラマツの 新緑キラキラ 輝いて 遥か山並み 梢の先に | 純米 |
| 岩殿の 険しクサリ場 登り切り 行く春惜しむ 大月の駅 | 純米 |
| 梅を愛で 桜を愛でた この春も 八十八夜は もう直ぐそこに | 純米 |
| 股関節の 痛み和らぎ 春が来て 久々登る 岩山手強し | キャンベル |
| ようやくに 千山会に 復帰叶い 医院通いも 過去となりしか | キャンベル |
| 鎧岩 鎖をたよりに よじ登る スリル満載 岩殿山は | キャンベル |
| 足腰の 痛みと痺れに 整体医 整形外科医を 巡る正月 | キャンベル |
| 腰痛で 新年山行 あきらめて 猫を相手に 一人甘酒 | キャンベル |
| 古希過ぎて 新たな暦の ボタン押す | 参加者A |
| 木洩れ日の 差して参道 冬紅葉 | 純米 |
| サパの余韻 覚めやらずして 年暮るる | 純米 |
| 放し飼いの 子豚・ひよこは 母の後 チョコチョコついて 家に帰り行く | キャンベル |
| 刈り終えし 棚田歩くは 寂しくも 黄金の時期(とき)を 想いつつ歩く | キャンベル |
| 山間(やまあい)の 村で食せし 三色米 幼き日々の 祖母の味に似て | キャンベル |
| 児を背負い ガイドしながら トレッキング 黒モンの女性(ひと)の 逞しさ見る | キャンベル |
| サパの村 起伏の多い山道を 黒モン族の ミーちゃんと歩く | キャンベル |
| 華やかな 民族衣装 身に着けて 老若男女 集うカンカウ | 純米 |
| 買主を 不安な顔で 待つ子牛 棚田取り巻く 市の片すみ | 純米 |
| 週末の リゾートサパは 人あふれ 路上を埋める 市の品々 | 純米 |
| 美しき 棚田の村の 原風景 憩う旅人 世界の地から | 純米 |
| 収穫を 終えて乾季の 棚田村 河の流れの 静かなりけり | 純米 |
| 伝説の 龍降り立ちて 造られた 突き出る奇岩 ハロンの海に | 純米 |
| バイク乗る 若きカップル はつらつと 風切り走る ハノイの夕べ | 純米 |
| 白山の 名がつく花を 追い求め ひたすら登る 敷石の道 | 純米 |
| 永永と 続く信者の 歩む道 花乱れ咲く 神の遊び場 | 純米 |
| 山降りて 加賀の夕べの ひと時は 記念山行 祝う酒盛り | 純米 |
| 亡き友を 偲びて登る 石老山 山旅重ね 重ねて五百回 | 純米 |
| 山百合の 一輪咲きし 顕鏡寺 疲れた体 癒されし時 | 純米 |
| 健やかな 若子の前途 祈る母 紫陽花寺の 庭昼下り | 純米 |
| 若者の「こんにちわ!」の挨拶に 返事ままならず 岩峰登る | キャンベル |
| 若者に「お先にどうぞ」と ひと息つき 奇岩峰の 瑞牆に挑む | キャンベル |
| シャクナゲの 咲く瑞牆は 急峰で 花を愛でいる 余裕吾はなし | キャンベル |
| 朝食は お粥のみにて 瑞牆へ 燃料切れで 息も絶え絶え | キャンベル |
| 山ガール 色とりどりの 服装で 最新グッズで ランチを作る | キャンベル |
| みかも山に カタクリ・イチゲ(アズマイチゲ)咲き誇り カメラスマホで シャッターチャンスねらう | キャンベル |
| 一面の 緑の葉の じゅうたんに 紫白の 花楚々と咲く | キャンベル |
| カタクリが カメラに向かって 乱舞する | 参加者A |
| 待ってたよ カタクリ達の 大合唱 | 参加者A |
| カタクリや そおっと揺れる 今日の風 | 参加者A |
| 青春18きっぷ使い 巣雲山へ シニアの吾ら 青春謳歌す | キャンベル |
| 甘夏の たわわに実る 巣雲山 下山途中 皆で黙祷す | キャンベル |
| 見えざるも 坂の氷を 噛むアイゼン 休みて仰ぐ ま近の富士を ★ | 洟たれ小僧 |
| 見渡せば サイトシィーングの 外人さん(ばかり)山は富士山 魔法の景色 ★ | 洟たれ小僧 |
| 身に余る 参加の数を 重ねても 野暮な悟りに まだまだ遠し ★ | 洟たれ小僧 |
| 薄化粧 して待っていた 御坂山 太宰治を 想いて登り | 純米 |
| 仰ぎ見る 紺碧の空 冴え渡り 御坂峠の 春まだ遠し | 純米 |
| 古希迎え 新たな誓い 胸に記す 大島望む 山の頂 | 純米 |
| 額縁に 入りきらない この裾野 行きつく先は 駿河の海か | 純米 |
| いつ見ても どこから見ても その姿 秀麗富士の 美はとこしえに | 純米 |
| ふた昔 前から続く 我が山行 新たな一歩 今日踏み出しぬ | 純米 |
| 霊山の 清きせせらぎ 耳にして 今宵の宿を 目指す沢筋 | 純米 |
| ランタンの 心地好さに 癒されて 楽しき会話 弾む夕食 | 純米 |
| 頂の 遥か彼方の 山稜は 甲武信雲取 秩父の名峰 | 純米 |
| 神宿る 険しき山の 岩稜の 深まる秋を 惜しみて下り | 純米 |
| うつ癒えて 久方ぶりの 山行は 友との再会 喜び満つる | キャンベル |
| 刈込湖は 小雨そぼ降り 静かなり 喘ぎ登りし 吾ひと息つく | キャンベル |
| 懐かしき 行者の小屋は 今もなお 赤岳を背に 我らを迎へ | 純米 |
| 硫黄から 横岳越えて 赤岳に 花の癒しと 岩の厳しさ | 純米 |
| 約束の あの赤岳に 今立ちて 瞼に浮かぶ 雲上の富士 | 純米 |
| 酔いしれし レンゲツツジに 富士の山 | ヤナギラン |
| 白樺も 甘利のツツジを 包み込み | ヤナギラン |
| 富士山と レンゲツツジを 肴にし 酒飲みかわす 笑顔また良し | ヤナギラン |
| 海を越え 辿り着きたる その島は 神々集う 神津島なり | 純米 |
| 黒潮に 浮かぶ新島 式根島 遥か彼方に 利島大島 | 純米 |
| 天空の 丘を目指して 登り行く シマツツジ咲く 神秘の道を | 純米 |
| 訪ねしは ひかりかがやく 紺碧の 海を見下ろす 神津島なり | ヤナギラン |
| 鳴き砂を 踏みしめ愛でる シマツツジ | ヤナギラン |
| 竪破の 名は忘れても コシアブラ | 参加者A |
| タラの芽に 似ても棘なし コシアブラ | 参加者A |
| ツイ脇見 藪を目で追う コシアブラ | 参加者A |
| ワラビより 腰にやさしい コシアブラ | 参加者A |
| レツ乱れ 右に左に コシアブラ | 参加者A |
| 秩父路は 枝垂桜に 紅枝垂 里を彩る 百花繚乱 | 純米 |
| ミツバ岳 ミツマタの花 今盛り うつむき咲きて 黄の顔かくす | キャンベル |
| ジグザグの 山道に咲く ミツマタは 黄に見えたり 白に見えたり | キャンベル |
| 夏山を 見据えて登る 二つ星 脳裏に浮かぶ 八つの峰々 | 純米 |
| 初雪を 踏みしめ登る 宝登山は 黄の花咲きて 臘梅香る | キャンベル |
| ほんのりと 香りただよう 宝登山の 臘梅の下の 昼餉はうまし | キャンベル |
| 元旦の 空どこまでも 青く澄み 穏やかなれと 今年を想い | 純米 |
| なにわとも 留守、守る人の 顔見えて 見せたき景色 山の頂 ★ | 洟垂れ小僧 |
| なんとなく「る」のつく言葉 考えて 見事転びて 山道下る ★ | 洟垂れ小僧 |
| な―るほど 類は友呼ぶ 格言どおり 皆んなそろって 山バカ(失礼!!)ばかり ★ | 洟垂れ小僧 |
| シダンゴの 山で記念の 祝い酒 それにつけても 空の青さよ | 純米 |
| 喜びに 拳振り上げ ポーズとる それにつけても 空の青さよ(剣岳) | 純米 |
| 静かなる 丹沢の山は 午後の陽に 宿せる強さ 眩く見せる ★ | 洟垂れ小僧 |
| C調の 団体登山に ご加護あれ 寄の神 真白き富士よ ★ | 洟垂れ小僧 |
| たおやかな 稜線仰ぎ 唐松の テラスで憩う 至福の時を | 純米 |
| 不帰の 瞼登り来る 健脚の 姿探して 望む稜線(五竜岳) | 純米 |
| 振り向けど 振り向けどなお 霧かかる 五竜の姿 今だ拝めず(遠見尾根) | 純米 |
| 駒草に 思いもかけず 出会えてホッ | 参加者A |
| 鎖場を 過ぎ雷鳥に 出会えてホッ | 参加者A |
| 夏山を 熟し(こなし)仲間と 出会えてホッ | 参加者A |
| 秋近し 今年のアルプス 終わってホッ | 参加者A |
| ドロミテの 名を知り憧れ 数十年 お花畑を 我今歩く | ヤチヨ |
| 花見ても 鋭く尖る 山見ても 感動百倍 友と一緒 | ヤナギラン |
| 旅立ちの ジェットは遥か 空高く ウィーン目指して 一足飛びに | 純米 |
| 初めての オーストリアの 出迎えは その名はホテル エリザベスなり | 純米 |
| ゴンドラを 降りた台地は 天空の 氷河輝く 雲上楽園 | 純米 |
| パノラマで つい見たくなる この景色 あの稜線は 国境線か | 純米 |
| 旅人を 誘う山の その魅力 今ここに来て 思い知るなり | 純米 |
| 驚きの 奇岩連なる トレチーメ 挑む若者 その絶壁に | 純米 |
| 旅を終え 国境越える 列車から 手を振る先は あの山並に | 純米 |
| ゴンドラで 一気に上る ホーエムート 氷河渡る風 花々揺らす | キャンベル |
| 雪溶けて チロルの山は 花じゅうたん ホッホヨッホホスピッツへ 足どり軽く | キャンベル |
| 牧草地 一面黄の花 咲き誇こり ストウーバイ谷は やさしさあふる | キャンベル |
| ドロミテの 女王マルモラーダ でんとして 咲き誇る花 愛でつつ下る | キャンベル |
| ふっくらと 形可愛い 白玉草 誰が付けたか チロルの和名 | キャンベル |
| 山頂で 何回しただろ ハイタッチ 花に癒やされ 友と歩き抜いた | キャンベル |
| 山頂の 小屋で飲むビール うましかな 歩き切った ごほうび味わう | キャンベル |
| あいさつは ハロー・グーテンターク・ボンジョルノ 国境跨ぐ チロルの山道 | キャンベル |
| 国境は 関係ないと 咲き乱れ | 参加者A |
| 下ってホッ 緋色の躑躅に 染まる淵 | 参加者A |
| 梅雨晴れ間 季節の裏側 ふた昔 | 参加者A |
| そよ風が 頬をすり抜け 高原の 先には遥か アルプスの峰 | 純米 |
| あの山も こっちの山にも 思い出が 今蘇る 登頂の時 | 純米 |
| 頂上は 巨石ごろごろ 蓼科山 望む山並み 北アの名峰 | キャンベル |
| 草原と 湿原交じる 車山 池糖のきらめき 心洗わる | キャンベル |
| 白樺の 肌をかすめて 風薫る | 参加者A |
| 青春と 変わらぬ空か 峰の初夏 | 参加者A |
| 落葉松の 若葉を抱くよう 深呼吸 | 参加者A |
| 春りんどう 二輪草咲く 簑山を 登りて行けば さみどりやさし | キャンベル |
| 山頂の 桜の見頃 ほぼ終わり 散りゆく花びら 昼餉を彩る | キャンベル |
| 片栗粉 踏みしめるごと 登りなば 富士は視界から 消ゆることなし | キャンベル |
| 集落が 樹海の際まで せめぎ合う 人の営みの たくましさ見る | キャンベル |
| 夏山の 頂見据え スタートを 切る二つ星 山は高畑 | 純米 |
| 久々に アイゼン付けて 登りきる 第一クールの 訓練楽し | 純米 |
| 富士を背に 鎌倉アルプス ハイキング 殿方作りし 甘酒格別 | キャンベル |
| 新年の 鎌倉アルプス 歩き終え 参拝客 かき分け帰る | キャンベル |
| 止まり木の 凛々しい姿 カワセミに 会えて嬉しい 年の暮かな | 純米 |
| 青空を 水面に映す せせらぎを 渡るカワセミ 宿は何処に | 純米 |
| 二股山 倒木跨ぎ 岩越えて スリル味わう 冬枯れの一日(ひとひ) | キャンベル |
| 三頭山の 賑わう山頂 紀子さまと 出会いし喜び 興奮冷めず | キャンベル |
| さくさくと カエデ踏みしめ 山小道 | 参加者A |
| 紀子様に 言われて拝む 高嶺富士 | 参加者A |
| どこからか モミジ一枚 湯の上に | 参加者A |
| あの峰は 薬師観音地蔵岳 心に残る 御室の銀河 | 純米 |
| 素晴らしき 趣味を通して 積み上げた 己の軌跡友との絆 | 純米 |
| 古稀迎え 願いかないし 山に立ち 遠くの峰を しばし見入らん | やなぎらん |
| 彼岸花 ツクツクボウシが 降り注ぐ | 参加者A |
| 想い出の 奥入瀬渓流 水清く 阿修羅の流れ 今も変わらず | 純米 |
| 旅人を 癒し続けて 幾百年 千人風呂の 湯は渾々と(酸ヶ湯温泉) | 純米 |
| 湿原に 黄の色一面 キンコウカ 雨中の我らに エール送るごと | キャンベル |
| 奥入瀬 八甲田・岩木山 歩き切り 疲れし足を 湯船でほぐす | キャンベル |
| 名物の だんご焼鳥 玉子焼 ジョッキ傾け 謙信平 | 純米 |
| 七不思議 寺の参道 七変化(大中寺) | 純米 |
| ツツジから 始まる鳴虫 登山道 笑顔こぼれる ヤシオの小道 | 純米 |
| 新緑や この瞬間を 今生きる | 純米 |
| 鳴虫山 アカ・シロヤシオ 咲きおりて 芽ぶきの森に 彩り添える | キャンベル |
| 山里や 一緒に膨らむ 木の芽かな | 参加者A |
| 雪残る 雑木の尾根道 透かし富士 | 参加者A |
| 梅林の 土手ににっこり 蕗の薹 | 参加者A |
| 曽我丘陵 梅にミカンに 賑やかで 拾いしみかん 食べつつ歩く | キャンベル |
| 帰り道 リュック一杯 みかん買い 孫の笑顔に 疲れ吹き飛ぶ | キャンベル |
| 一幅の 墨絵のごとき 富士の山 丹沢従え 鎮もりており | キャンベル |
| 白富士を 目の前に据え またシャッター | 参加者A |
| ついに今日 山行百回 達成す 富士を仰いで 甘酒うまし | キャンベル |
| 十五年前 夢中で登りし 槍ヶ岳 思い出顕ち来る 吾が名峰なり | キャンベル |
| 背中まで 広がる十国 初山行 | 参加者A |
| 初山行 余韻を残して グリーン車 | 参加者A |
| グリーン車 共に語らい 初詣 | 参加者A |
| 初詣 みんなの息が 背中まで | 参加者A |
| 頂を 目指して苦節 二十年 輝く軌跡 時節を越えて (万年幹事に送る歌) | 純米 |
| 納会の 頂亭は トマト鍋 締めはリゾット それともおじや? | キャンベル |
| 波高き 東京湾に 夕日落ち 千山会の 納会賑わし | キャンベル |
| 底知れぬ 山の魅力に 取り付かれ 越えし山稜 数限りなく | 純米 |
| アルプスの 苔むす香り 深呼吸 | 参加者A |
| 目の前に これぞ夏山 鉄かぶと | 参加者A |
| 無事下山 高嶺で味わう 発泡酒 | 参加者A |
| ドル札に 描かれし絶景 モレーンレイク テンピークスに 今日も抱かれて | 純米 |
| ビクトリア 氷河が造る 宝石(湖)の その名もルイーズ 美は永遠に | 純米 |
| 岩峰を 湖面に映す ボーレイク 氷河の流れ 大西洋に | 純米 |
| ハッとする トルコブルーの 湖は ガイドペイトの 名前にちなみ | 純米 |
| 激流と レッドシダーの 森を抜け レイクたたずむ ターコイズブルー | 純米 |
| 恐ろしい 程に美しき マリーンレイク 夢の世界に 迷いしことに | 純米 |
| ジャスパーの 忘れな草の 咲く丘は 永久に忘れぬ オパールヒルズ | 純米 |
| ケーブルで 一気に上る サルファ山 地リスあちこち 楽しい予感 | キャンベル |
| ラーチバレー(唐松谷)芽吹きの中を ハイキング テンピークス眺め おにぎりほおばる | キャンベル |
| 河湖の ブルーに癒され 上る道 足元見れば 珍しき花 | キャンベル |
| オパールヒルに 遅き春来て 花園は 「私を見て」と その色競う | キャンベル |
| 挨拶はHI、HELLO どちらでも 行き交う山道 ただいま渋滞 | キャンベル |
| 軽妙な トークで楽し バスの中 山に惚れ込む ガイド二人と | キャンベル |
| 積み上げし 登頂記録 千の山 更なる高み 明日も目指して | 純米 |
| 千里 鶯(うぐいす)啼いて 歓談・混浴す 又楽しからずや | いく蔵 |
| 残雪を トラバースしつつ 登りなば 眺望ばつぐん 本白根山 | キャンベル |
| 記念誌の 写真が語る 千山会 情景顕ち来る あの山この山 | キャンベル |
| 自らの 歴史を写す イワカガミ | 参加者A |
| 空釜を 巡る初夏の メモリアル | 参加者A |
| 中腰で 湯かきわけ進む おぼろ月 | 参加者A |
| 山頂は 春まだ浅き 大マテイ山 下れば芽吹き いよよ増しゆく | キャンベル |
| ふかふかの 落ち葉のジュウタン 踏みしめて 芽吹きの奥多摩 一気に下る | キャンベル |
| 小菅の湯 登山を終えて 入浴す 薬湯・あわ風呂 もろもろ楽し | キャンベル |
| 平山さん 特性エシャレット 今回も たちまち完売 山頂の昼餉 | キャンベル |
| 急登を 上った先には 男体山 薄化粧して 姿現す | キャンベル |
| 湯船にて 疲れし足を 揉みほぐす 急登急坂 がんばったねと | キャンベル |
| 丹沢に 抱かれしごとく 里山は 赤白黄の花 競いて咲けり | キャンベル |
| 哀しみを 乗り越え山の 頂きに 今日も歩まん 仲間と共に | 純米 |
| 悠久の カール見下ろす 草紅葉 | 参加者A |
| 曼珠沙華 彼岸過ぎても 一分咲き 花なき茎は アスパラのごと | キャンベル |
| 限りない 感動求め 山々の 厳しい道を 明日も歩かん | 純米 |
| アルプスが 迎えてくれた 楽園に 花咲き乱れ しばしうっとり | やなぎらん |
| 嵐去り 郭公うぐいす 野に山に 清き湖畔に 我らも集い | 純米 |
| 野反湖を 抱くがごとに 八間山 青・白・黄の 花今盛りなり | キャンベル |
| 登山終え 秘湯の宿に 泊まりなば 川音激しく 眠り邪魔さるる | キャンベル |
| 風雪に 耐えし老木 奥多摩の 山野を守る 今年の春も | 純米 |
| 残る花(桜)緑の中に 輝けり | 純米 |
| 山若葉 靴ひも締めて 下山道 | 純米 |
| 梅・桜 青葉茂りて 山深み かっこう鳴きて 夏は来にけり | 青尻 若蔵 |
| 満員の 電車バス乗り 奥多摩へ 芽吹きのみどり 我らを迎える | キャンベル |
| さみどりの ミズナラ・白樺 眼にやさし 乱れし息も リズム戻らん | キャンベル |
| 春夜厭雨(春夜 雨を厭がる) 厭雨不知時 厭雨(えんう)時を知らず 當春乃発生 春に当たって乃(すなわち)発生す 隋風潜入夜 風に随(したが)って潜かに夜に入り 減楽念有声 楽しみを減らし残念の声有り | トホッ(いく蔵) |
| 君がため 冬の山に出(いで)て ガスつつむ わが衣手に 穴はあきつつ | 髭蔵 |
| 山里に 心穏やか また一年 | 参加者A |
| 山頂で 友の振る舞う 甘酒で 今年の山行 無事でと祈る | キャンベル |
| 甘酒と ネギも貰った 初山行 | いく蔵 |
| 振り向かず 前を見つめて 元旦の 朝日に祈る 明日への想い | 純米 |
| 年の瀬に 見知った顔と 山を行く 脳裡に禍福を 垣間浮かべつ ★ | 洟垂れ小僧 |
| あすにありがとう きぼうにありがとう なかまがいるから あすがある なかまがいるから きぼうがある なかまがいるから やまがある なかまがいるから じぶんがある すべての なかまに ありがとう | やなぎらん |
| 趣味これよ 夢を求めて ロウ女登る | キンポウゲ |
| 挨拶は ハローナマステ 今日は 笑顔弾ける 棚田の山に | 純米 |
| 悠久の 時の流れが 造り出す 人の歩みの 積み上げしもの | 純米 |
| ロバの目に 涙光て 夕刻の 谷間に響く 鈴の音さみし | 純米 |
| ヒマラヤの アンナプルナを 望む宿 タダパニゴラパニ シャウレバザール | 純米 |
| ネパールの モルゲンロート 輝いて 集う旅人 歓喜の渦に | 純米 |
| 黄金の 千枚田見上げ 登りゆく マチャプチャレ 前に後ろに | キャンベル |
| ダウラギリ・ アンナプルナ山 眼前に 濃淡変えて 青空に映えり | キャンベル |
| 身軽にて ネパール周遊 トレッキング 重き荷背負う ポーターおればこそ | キャンベル |
| ネパールで 我らが荷背負い 登りゆく 少年ナビンと 会話楽しき | キャンベル |
| 拙頭に 茂ってくれぬか 枯尾花 | いく蔵 |
| 今日の山 萩も乱れり ここちちぶ(秩父・乳部) | いく蔵 |
| 双六を 越えて三俣 蓮華岳 目指す鷲羽は 何処の峰か | 純米 |
| 名峰の 姿見つめて 立ち尽くす お花畑の 雲上楽園 | 純米 |
| この池に 写る名峰 槍ヶ岳 閉じる瞼の 奥に描いて | 純米 |
| 3.11後 初の登山の 笠取山 ファイト! の掛け声 梅雨空に響く | キャンベル |
| 雨音の ベールが包む 小紫陽花(コアジサイ) | 参加者A |
| 梅雨空を 見上げて想う 夏の山 | 参加者A |
| 春なのに 高尾の森は 銀世界 鳥も草木も しばし眠らん | 純米 |
| 枝たわむ 雪の重さや 春浅し | 純米 |
| 雪の中 ぬぐぬぐと言う 女性陣 | いく蔵 |
| リーダーは 少人数で やや寂し | いく蔵 |
| 万幹さん 困った時は 高尾山 | いく蔵 |
| 一人静さん ビジョ・ビジョと 汗を拭き | いく蔵 |
| けがれ無し 我に似てるよ 白雪は | いく蔵 |
| 新雪や 枝に絡みて うらやまし | いく蔵 |
| 市川で 降りろと言われ あな悲し | 純米 |
| 冬の道 仰げば白き 雪の華 | 真砂爺 |
| 小雪舞う 新雪踏んで 高尾山 | 真砂乙女 |
| 臼入山 雪に邪魔され 高尾山 | ロッキー |
| 物好きが 集う雪山 大賑わい | つよし |
| ファインダー 覗いて雪の 水墨画 | 万幹 |
| 私好き 雪の白さや 今むかし | 一人静 |
| 淡雪が 木々に積もりて 水墨画 | キンポウゲ |
| 奥多摩の 起伏に富みし 今熊山 落ち葉積もりて こわごわ下る | キャンベル |
| 今日の山 今熊山だけど 熊冬眠 | パイプ |
| 水仙の 花弁も染まる 冬の碧 | 参加者A |
| 清流の 鏡を割っての 初山行 | 参加者A |
| 甘酒や 幻か遠くに 空樹木(スカイツリー) | 参加者A |
| 成田山 祖母と歩きし 参道は おもかげ失せど おもいで消えず | キャンベル |
| 吹く風も 弛む(たるむ)三浦の 小昼時 止まぬお代わり 円き甘酒 ★ | 頂亭亭主 |
| 甘酒に 新たにたくす 夢たかく 逗子の山は 清かった | やなぎらん |
| 尽き果てぬ 山への想い 胸に秘め 師走を歩く 水仙ロード | 純米 |
| 冬枯れの 山道登る 斜面には 水仙の群 背くらべするごと | キャンベル |
| 注げば飲み 盛れば食べるぞ 量も良し 山での鍋は まだまだ続く ★ | 頂亭亭主 |
| トラの年 惜しみつ囲む 牡蠣鍋か | やなぎらん |
| 花すすき 眺める我ら 枯れ・・・ | いく蔵 |
| いにしえの 心むすびし 塩の道 コスモスゆれし 信濃の里かな | やなぎらん |
| 雨飾り(あめがさり)紅葉はえて 爺うれし | やなぎらん |
| 尾瀬ヶ原 人影さみし 9月かな | 純米 |
| 目を閉じて 思い巡らす 頂に 辿り着きたる あの日のことを | 純米 |
| ねころんで 流星(りゅうせい)望む 尾瀬の秋 | やなぎらん |
| 至仏山 尾瀬の原をば 包み込み ウメバチソウも 咲き誇り | やなぎらん |
| 谷渡る 風に追われて 運ばれし 乱舞に遠き 山赤とんぼ ★ | 洟垂れ |
| 頼むから ガス切れてくれ 晴れてくれ 楽して訪ねし 山でありても ★ | 洟垂れ |
| ススキの穂 リンドウ花に 秋感じ 黙々あゆむ 鶏頂山 | やなぎらん |
| 神の山 すず風の湯で 汗流し | やなぎらん |
| 花に酔い 酒に酔いしれ 赤石の 魅力を語る 小屋の夕暮れ | 純米 |
| またひとつ 自信をつけて アルプスの まだ見ぬ山に 思いを馳せり | 純米 |
| 夏空に 映える彩々 可憐花 | やなぎらん |
| 雷鳥や オコジョの親子 散歩しに イチゲ畑で 戯れ可愛 | やなぎらん |
| 千山の 峰を目指して 幾千里 飽くなき旅の ゴールは何処 | 純 |
| おおらかに 大き農鳥 抱きたる 静かな富士の 峠から見ゆ ★ | 洟垂れ |
| 蛙似の 木々に啼く蝉 かまびすく 景色は美し 峠を下る ★ | 洟垂れ |
| 丸山は ヒル・ヒル・蛭 で夜になり | やなぎらん |
| 蛭の山 寂しげに咲く 小アジサイ | やなぎらん |
| 蛭騒動 みどり輝く 楓にも 目もくれず去り | やなぎらん |
| 緑晴の 山にこだます 蝉しぐれ(時雨) | 髭蔵 |
| 冴え緑 赤と紫 ツツジ舞う | 参加者A |
| 歳思う レンゲツツジや 朱の音色 | 参加者A |
| 雪上に くっきり着いた 足跡へ 我が足を入れ 一安心 | サンカシャビー |
| 険しさと 泥だらけの 下り道 グリーンシャワーで 心を洗い レインシャワーで 身を洗う | サンカシャビー |
| 若かりし 頃の記憶が蘇る ゲレンデ望む ヒュッテの窓辺 | 純米 |
| 遠い道 歩き続けて幾年月 スタートの地は 蔵王の森か | 純米 |
| 透きとおる 緑の森を かけ抜けり | 純米 |
| 残雪と 溶け合う霧の 登山みち | 参加者A |
| 雪解けに 猩々袴 自己主張 | 参加者A |
| 天上に いつまで続く この階段 登った先は 天国だぁーー | つくし |
| 秩父路に 桜前線停滞し 小鹿野の里の 今花盛り | 純 |
| 巡礼に 思いを馳せる 観音院 奇岩に染みる 行者の祈り | 純 |
| 名残雪 踏みしめ登る 三方分山 憂い飛べよと 眼前の富士 | キャンベル |
| ベールした 甲斐の山々 春霞 | やなぎらん |
| 東風(こち)ふいて 雪踏む音も 軽やかに | やなぎらん |
| 枯れ枝に 咲いたが如し 雪の花 | いく蔵 |
| 粉雪が 舞い降るさまも 良しとして | やなぎらん |
| 昼仕度 雪を肴に まづビール | やなぎらん |
| 霜柱 一歩一歩で 札所参り | ハクサンチドリ |
| 春の風 感じて芽吹く 老木かな | 真砂爺 |
| 日溜りに 山歩きゅれば 風ちょびれ 鳥鳴きすらの はっぱふみふみ | 戦中派 |
| 九鬼山頂 富士を眺めて 乾杯す 甘酒で酔う 友もあり | キャンベル |
| 曇りなく 瑕なき富士の 山晴れて 酌む甘酒や 気楽な 山旅 ★ | 洟垂れ小僧 |
| 初富士や 富士急線の 窓の外 | 純米 |
| 甘酒の 鍋(なべ)を囲みて 新年の 安全祈る 富士の高嶺に | 純米 |
| コトコトと せなで音する アイゼンの 富士の雄姿と リニアの里を | やなぎらん |
| 初春や 友らと乾杯 富士の山 | キャンベル |
| 初登り 甘酒が合う 九鬼の山 | 真砂爺 |
| 富士光り 頂上仰ぎ 一月の九鬼山 | アイザワ |
| 年はじめ 富士の広さに 気がやすむ | パイプの煙 |
| 輝けり 富士も仲間も 初登山 | いく蔵 |
| 頂の 亭主に習う 芋鍋の 味も満点 心もひとつ | 純 |
| 房総に 春の足音 近づいて 光る菜の花 城山の里 | 純 |
| 朝霜に 心うきうき山登り 晴れてなごむ 気持ちかな | 相 |
| 辺室の 稜線飾る 冬紅葉 心に残る 山のひとつに | 純 |
| 副都心 ビルの山裾 舞うもみじ | 参加者A |
| 万葉の 里道上に 秋の空 | 校長 |
| 塩の道 来て見てみれば 酒の道 | 校長 |
| 雨降らず コスモス爽やか 馬来田路 | パイプ |
| 馬来田のコスモスロード ほろ酔い路 | パイプ |
| 雨飾り うらみ晴らすや コスモス路 | 真砂 |
| うらめしい ああうらめしい 秋の空 | ヤナギラン |
| コスモス路 しばし忘れる 60代 | 二輪草 |
| コスモスで 春の花見を 思い出す | つよし |
| 馬来田の 空も晴れるや コスモス路 | 神風 |
| 雨飾り 着けば馬来田 コスモス路 | ロッキー |
| 馬来田の コスモス見れば 笑顔良し | 千代子 |
| 馬来田の コスモス街道 歩くけり | 純 |
| コスモスや 料理も旨し 里の土手 | いく蔵 |
| 花と根は およそ似つかぬ トリカブト | 又 いく蔵 |
| 山下り 川を下りて いにしえの 名所めぐりの 夏は過ぎ行く | 純 |
| 森を抜け 沢筋越えて 女王の 姿探して 登る馬の背 | 純 |
| 仙丈の 懐深く 歩み寄り 愛でる花々 アルプスの夏 | 純 |
| そびえ立つ 凛々しい姿 甲斐駒に 別れを告げる 駒津峰から | 純 |
| 北沢の 峠に下りて しみじみと 運の強さを 振り返る午後 | 純 |
| 烈風に 身を捩じらせて 峰桜 | 参加者A |
| 雪渓や ゆっくり細って 夏山へ | 参加者A |
| 朝霧に 紅滲ませる 山つつじ | 参加者A |
| 白ヤシオ 透き通るかな 若葉背に | 参加者A |
| タラの芽に 夫婦で飛びつく 帰り道 | 参加者A |
| 谷渡る 鶯の声 軽やかに 仲間の声の 弾む山道 | 純 |
| 先駆けて 咲く満作の 花に請う 今年も実り 豊かなれよと | 純 |
| もこもこと 動き出しけり 春の山 | 純 |
| カタクリや 陽だまりに咲く はじらいて | S洋子 |
| 荒川の 流れ静かや 山眠る | 純 |
| 蝋梅の 香り漂う 秩父路の 終着駅は 始発駅なり | 純 |
| 小春日や 富士もこっそり 薄化粧 | 純 |
| きれいだね 今日の貴女と 雪の富士 | 又 いく蔵 |
| ガサッガサッと 踏みしめ歩く 山ウォーク | 又 いく蔵 |
| 宝永も 富士も雄大 我小粒 | 又 いく蔵 |
| 夏の日の 熱き思いを たぎらせて 険しき山の 今頂に | 純 |
| ひと夏の 短き命 咲きつくす 可憐な花よ 潔きかな | 純 |
| 記念誌に 刻まれし我が 山旅の 思い出巡る 五月雨の午後 | 純 |
| 石楠花や 花いきいきと 雨の中 | 又 いく蔵 |
| 坪山の 日陰つつじの 乱れ咲き 歓喜の声は 何処の里へ | 純 |
| 山深く 静御前の 舞い姿 その名はひとり 静かなりけり | 純 |
| 花びらは 透けるが如き ツツジあり | 又 いく蔵 |
| 梅一輪 飲んで里山 千鳥足 ほろ酔い加減の 頬は紅色 | 純 |
| 桜はまだかいな 私きれい 口満開 | 岩崎さん |
| 梅に ツツジに 酒に酔い | 山野邉さん |
| 春爛漫 見渡す限り ババの花 | 真砂ジイジ |
| 梅香り 人の多さに 酒に酔う | パイプの煙 |
| 梅盛り 山路の苦労 春霞 | パイプの煙 |
| 春爛漫 梅一輪一輪と 花に酔い | スー |
| この山は ほんの一つの 通過点 どこまで続く 見果てぬ夢は | 純 |
| 残雪の 鎌倉古道踏み固め 祝す寄り道 友の記念日 | ちんぐるま |
| 低山と 侮るなかれ 箱根山 引きずる足に アイゼン重し | ちんぐるま |
| 新品の アイゼン付けて 雪合戦 | ちんぐるま |
| ハラハラと 雪舞い落ちる 奥多摩の 深雪踏んで 本仁田の山に | 純 |
| 雪の川 流れて多摩の 二月かな | 純 |
| ワンカップ 片手にのぞく 窓越しの 青梅の里の 春は何処に | 純 |
| 雪の道 前を開けて シシすれば きれいに画けた 日本列島 | 要介護認定 1号老人 |
| ななかまど 実を霊山に 捧げけり | 純 |
| 目覚めれば 木曽路の床に 我一人 夢まぼろしか 栄華の旅は | 純 |
| 花梨の実 色づく前の 木曽の里 | 万年幹事 |
| 雲海に 静かに浮かぶ 秋の雲 | 万年幹事 |
| 高い空 千山会と 御嶽山 | 万年幹事 |
| 初雪の 前に装う 緑池 | 万年幹事 |
| 点々と 賽の河原の 草紅葉 | 万年幹事 |
| 錦背に 艶やか白肌 岳樺 | 万年幹事 |
| サルビアの 丘に登れば 思い出す 北の大地を 訪れし時 | 純 |
| ハシゴ(5)有り クサリ場(9)苦労(6) 石裂山(3) (ゴクロウサン) | 又 いく蔵 |
| 手打ち蕎麦 ツルッ噛め鶴亀 こりゃ旨い 千山会で 万年千年(万年青年) | 又 いく蔵 |
| かたくりの 花凛として 咲きにけり | 純 |
| 還暦の 坂登りきて 四月かな | 純 |
| 美しく よそおう今日の 富士の顔 眺めあかさで ぬるはおしろい | 又 いく蔵 |
| 初富士や 達磨あたまに 腰をかけ | 純 |
| 果てしなく 続く山々 越え行きて 友と重ねん 心の旅路 | 純 |
| 秋色に 染まる会津の 駒の背の 鈴の音遠く 燧の峰に | 純 |
| 彩りは 木々か女性か 会津駒 | 又 いく蔵 |
| 誰(だ)が為に 燃ゆる炎の 曼珠沙華 | 又 いく蔵 |
| 刈り入れは 今か今かと 稲穂かな | 純米 |
| コスモスと 背比べして 歩きけり | 純米 |
| 優しさに あふれる父娘の 触れあいに 秋風そよぐ 高麗の山里 | 純米 |
| 星の数 光りきらめき 空に満つ | 又 いく蔵 |
| 青嶺や 空(くう)に聳える オベリスク | 又 いく蔵 |
| 夜叉神を 越えて峠に 杖を立て 薬師観音 地蔵は何処 | 純米 |
| 流星に 願いを込める 瞬間を 求めて仰ぐ 御室の夜空 | 純米 |
| はぐれ雲 アルプス越えの 行く先は 己は知らず 風の吹くまま | 純米 |
| 夏あざみ 山が呼んでる 頂で | 純米 |
| そびえ立つ 富士を彩る アヤメかな | 又 いく蔵 |
| 雨に濡れ 阿多多羅登頂 ツツジ咲く | 又 いく蔵 |
| 五月雨に 霞む高尾の 山路越え しゃが咲き乱れ 沢音静か | 臨時温泉幹事 |
| 桐咲いて 街道筋に 古刹あり | 臨時温泉幹事 |
| ホオー雨や 視野が禁乱 怒りそう | 又 いく蔵 |
| 桜花 可憐にスミレ 麗ツツジ | 又 いく蔵 |
| ふりむけば 木々の芽吹きが 野に山に ときめく心 詩にとどめん ★ | 純 |
| 雪纏う 目に焼き付けし またいつか | 又 いく蔵 |
| 亡き友の 声甲高し 初詣 | 純 |
| 絶景を 瞼のうらに 描きつつ 氷雨そぼ降る 峠をあとに | 純米 |
| 新しき 年の始めの 初春の 今日走りたる 完走の吉事(よごと) | 深山 |
| 納会の 宴の余韻 バスに乗せ 集う仲間の 声響きけり | 純 |
| 月日は百代の過客にして、行きかふ年も又山登り也。 景色の移り変わりに楽しみをうかべ、 千山会のみんなと青春を謳歌する者は、 月2回家を留守にして山行を栖(すみか)とす。 古人も多く登山に楽しみあり。 これ若さを続ける秘訣なり・・・。 | 髭蔵 |
| 口々に からだは大丈夫 山納会 | 西山 |
| 防寒着 袖通してみる 冬の海 | 西山 |
| 頂亭 軍手でいただく ポトス2杯 | 西山 |
| 富士山も 身震いする 波しぶき | 西山 |
| カラフルな 落ち葉踏みしめ 山行の 足跡たどる 榛名の山路 | 純 |
| 木の葉雨 榛名の山に 舞いにけり | 純 |
| グラデーション 優美に粧う 龍田姫 | 髭蔵 |
| 景色より 足元探す 登山かな | 髭蔵 |
| 黄昏の 薄紅色に 染まる雲 行く夏惜しむ 富士の山から | 純 |
| 富士の山 寒い嬉しい 夢達成 | 髭蔵 |
| ご来光 目指して登る 爺ヶ岳 早起きは 三文の徳 | 純 |
| 感激に 目頭熱き 三姉妹 良くぞここまで 登って来たね | 純 |
| 肩寄せて 白き花々 満開の 山今は夏 稜線静か ★ | 純 |
| 紫陽花の 丘に登れば こだまする 祭りの太鼓 越生の山に | 純 |
| 紫陽花や 雨にしっとり 日にぐったり | 髭蔵 |
| ホーホケキョ 彩り添えし 七変化 | 髭蔵 |
| ひと時を 友と肩寄せ 雲上の 野天の風呂に 夕闇迫り | 純 |
| 奥久慈や 春爛漫の 中に居り | 純 |
| 奥久慈は 萌ゆる若葉と 山桜 淡いピンクが 溶けて見ゆ | 髭蔵 |
| 潤む眼に 甲府盆地が 春霞 | 髭のいく蔵 |
| まだ旬よ! 花におとらぬ 美女軍団 | 髭のいく蔵 |
| 桜・桃 白く輝く 富士・南ア 湯に酒美女と 桃源郷 | 髭のいく蔵 |
| 青春の 18キップ 手に入れて ふれあいの道 楽しかりけり | 純 |
| 人のため 育った杉が 憎まれて | 参加者A |
| 花咲けば 見向きもされず 蕗の薹 | 参加者A |
| 旬の味 苦みも嬉し ふきのとう | 髭のいく蔵 |
| わが頭 鈍きこと はなはだし 頑張って励め 輝きにけり | 髭蔵 |
| 雪の中 歩き疲れて 道の駅 酒と温泉 景色に勝り ★ | 純 |
| 百薬の ちょうど(長、丁度)いい湯に 薬酒 のんでゆらゆら ゆらぐ玉の緒 | 髭のいく蔵 |
| 見上げれば 冴え渡る空 限りなく 山並み遥か 瞼に写し ★ | 純 |
| 寒雲の 二月の空に 光射す 十六夜の月 山で眺めたや ★ | ごんべい |
| 二十歳から 六(ろく)な人生 送れなく 夜ともなれば 山の神にいじめられ ★ | ごんべい |
| 猪鹿の 足跡なぞる 雪山行 | かしまし娘 |
| 波頭越え 間近に見える 伊豆からも 静岡の山は 丈比べして ★ (浜石岳に行かれず実家から) | 洟垂れ小僧 |
| 初春の まばゆき富士は 凍てついて 白雲寄せる 抱けとばかりに ★ | jun |
| 今年 かくてありけり 来年もまた かくてありなむ | またいくぞう |
| 安房一の 高き山へは 護衛つき 易き登りも 前だけを見て ★ | 頂亭 亭主 |
| 玉堂の 心にふれて 冬紅葉 | jun |
| 天高く 無我の境地か ぽかり雲 | 又 いく蔵 |
| 千年を 生き続けたる 老杉に 芭蕉のことを 聞けど語らず | jun |
| 故郷に それぞれ違いは あるけれど 想いは同じ 楽しい山行 | jun |
| 深田氏が 言ったとおりの 優しさで 迎えてくれた 月読の山 | jun |
| 流暢な 司会の声に 乗せられて マイク離さず バスの旅 | jun |
| またひとつ 記憶に残る 山行が 我が人生の ページを飾る | jun |
| 山道で 出遭いたくなし 雷と熊 | 又 いく蔵 |
| 白樺の 美林で会いたや 娘さん | 又 いく蔵 |
| 安曇野は 今が夏です 盛りです | jun |
| 噂では 聞いていました この景色 ただ呆然と 立ちすくむなり | jun |
| こみ上げる あの感動の ひと時が 今蘇る 常念の丘 | jun |
| 雷の 怖さを語る あの夜の 思い出もまた 懐かしきかな | jun |
| 獅子頭 揺れて鎮守の 夏祭り 袖すりおうて 行く山道 | 洟垂れ小僧 |
| 福鈴を 拾いて振れば 祭礼の 列、古街道に 歌いつ遠のく | 洟垂れ小僧 |
| わらびとり 花も景色も 忘れけり | junmai626 |
| 目に青葉 アヤメ・ウグイス 別天地 | 又 いく蔵 |
| いつかまた この頂に 立つことを 心に秘めて 下る石尾根 | jun |
| 朝早く 街を離れて 人々の 気ままに辿る 山里の道 ★ | junmai |
| 足取りも 軽やかなりし 五月かな | junmai |
| 新しき ま緑の山は 日に照りて 気ままに咲きけり ヤマツツジ花 ★ | 洟垂れ小僧 |
| あの軒の ま下に吊れりと 人に指す 気づけば宝鐸 山花楽し ★ | 洟垂れ小僧 |
| 一人静 ひとりしずかに 咲きにけり | 純 |
| あの峰を 歩きとおした 夏の日の 想い出今も 心駆け巡る | 純 |
| アルプスに Vサインする 桃の花 絵になる景色 甲斐の山里 | 純 |
| 桃の花 すもも花もも 桃源郷 | 又 いく蔵 |
| 雪山を 仰ぎ見れば 風光る | 又 いく蔵 |
| 梅香る 光のどけき 山里に 老若男女の 声響きけり(老はいなかった?) | 純 |
| ひな壇に 並ぶ民家に たたずめば 山間の里 まぶしかりけり ★(洟小僧流に) | 純 |
| うらうらや 紅・白・黄の 梅ありし | 又 いく蔵 |
| 日溜まりの なだらかな道 辿りけり 痩せ行く武甲 ま直ぐに見て ★ | 洟垂れ小僧 |
| 人影の なき札所寺に 尋ね来し やさしき仏に 詣りてや春★ | 洟垂れ小僧 |
| 露天風呂 となりのお風呂 見てみたい | 又 いく蔵 |
| 梅の木に 登れば見える となりの湯 | 又 いく蔵 |
| 白梅の 花びら浮かぶ 露天風呂 至福の時よ 還暦の今 | 又 いく蔵 |
| 甲斐あれと 子年に立てたる ガイド石 佇む姿 気配は良きて ★ | 洟垂れ小僧 |
| 数えつつ 念じつつ登る 階段の 互いに笑う 計算違い ★ | 洟垂れ小僧 |
| 春の海は ひかりて一筋 静かなり 勾配ゆるき 山道をゆく | 洟垂れ小僧 |
| 低山と いえども木立に 浅からぬ 景色の見えて 黙して過ぎぬ | 洟垂れ小僧 |
| うつむける 貴くま白な 角かくし 冷やかしの背に 吹く春一番 | 洟垂れ小僧 |
| 頬を刺す 風の冷たさ 春浅し | 純 |
| かえで一葉 リックの底に 見つけたり | かえで一葉 |
| 小春日や 心うきうき バスを待つ | 純米 |
| 冬もみじ 高尾の森に はずむ声 | 純米 |
| 錦絵と 墨絵を見たり 今日の山 | 又 いく蔵 |
| 錦絵の 谷川岳の 今日は秋 | 純米 |
| 下手な句を 懲りずに作り 四季の風 | 純米 |
| 目指す峰 目に焼きついて 秋の空 | 純米 |
| 懐かしき 日々を想いて 秋あざみ | 純米 |
| 遠目にも変わらぬ姿見つけたりヤリのごとくにまさに空突く | 武尊山幹事 |
| ほの青く高みに山の輝けり赤く色づく木々も見事に | 武尊山幹事 |
| 汗みどろ 何を求めて 山登る | 又 いく蔵 |
| たおやかに 木道くねる 平ヶ岳 天上人と なりしひと時 | 純米 |
| 夏惜しむ 越後の山の 静かなり | 純米 |
| 梅雨空の 雲の切れ間に 富士の峰 | 純米 |
| ハイマツの 陰に寄り添う イワカガミ | 純米 |
| 岩陰の 清楚な花に 励まされ 今日も越え行く 白峰三山 | 純米 |
| (以下、北岳に行かれなかった) | |
| 山行の 旅程と場所を 思いては 共に山行く通勤途中 | 洟垂れ |
| 山小屋の 夕餉にあがるざわめきを 聞きつつ帰る人混みの中 | 洟垂れ |
| 雲間より 夕焼けの日の 差し込みて 同じ光を 友いる小舎へ | 洟垂れ |
| 青空か ガス巻く道か 山上の 遠きを思い 軽き靴踏む | 洟垂れ |
| 秩父路や 降り遅れて 一人静か | E・S |
| 山々の 思い出語る 聖五月 | E・S |
| 風薫る ブナブナブナの 森を行く | E・S |
| 爽やかや 五月の汗と 青・若葉 | 又 いく蔵 |
| 三浦さん ゼンマイ採って ニッコニコ | 又 いく蔵 |
| みどりとは、みとれるからか、顔も手も、緑に染めて 麓に下る | 小長谷 |
| 残雪に 光輝く 甲斐の山 タクシー止めて 二度振り返る | 鈴木(英) |
| 麗かや あずさに乗って 来た甲斐が | 鈴木(英) |
| 初蛙 気になる明日の 空模様 (前日に) | 鈴木(英) |
| 盛り過ぎ 地面に描く 花模様 | 参加者A |
| 山全身 命みなぎる 若葉萌ゆ | 参加者A |
| 日うらうら 花に香りで 昼 美味し | 又 いく蔵 |
| 古幹より 咲きいでにけり 梅の花 | 又 いく蔵 |
| 見渡せば 白紅ピンクの 花の波 あちらこちらと 目が移りけるかな | 又 いく蔵 |
| 巡礼も 越えたか雪の 峠道 | 参加者A |
| 雪道で マンサク見つけて 春を知る | 参加者A |
| 人里(へんぼり)の 人影もなく 春めけり | 鈴木(英) |
| アイゼンを つけて峠の ニ月かな | 鈴木(英) |
| 心地よし アイゼンが噛む 雪の道 | 又 いく蔵 |
| 大島に 手がとどきそう 三浦富士 | 鈴木(英) |
| 成田山 トクトクキップの 初詣 | 鈴木(英) |
| 白富士と 大島・三宅 見渡せリ | 又 いく蔵 |
| もうたくさん! 食べに食べたよ 苺狩り | 又 いく蔵 |
| 初旅の 駿河の海の 輝けり | suzuki (YESマン) |
| 訪れし山を想いて年の暮 | suzuki (YESマン) |
| いく蔵は みんなを危険な 目に遭わせ | 又 いく蔵 and 鈴子 |
| 富士に向かいし 山中で 道に迷うし 柿は盗むし | 又 いく蔵 and 鈴子 |
| 冬枯れの 山もまた良し 来たかいが | 又 いく蔵 |
| 襟を立て 木の葉舞う山 歩きけり | suzuki (YESマン) |
| せせらぎの 水音冴えて 冬紅葉 | suzuki (YESマン) |
| 秋麗の 八の峰々 登りけり | suzuki (YESマン) |
| 編笠に 降り注ぎたる 銀河かな | suzuki (YESマン) |
| 遥かなる 富士を望みて 照り紅葉 | suzuki (YESマン) |
| 木漏れ日の 紅葉のシャワー われら浴び | 忘れた頃 行く子 |
| 黄金色 唐松林 美女映えて | 忘れた頃 行く子 |
| 振り向けば 雲海に浮かぶ 富士ありて | 忘れた頃 行く子 |
| 下山道 引きずる足に 岩ひばり | 忘れた頃 行く子 |
| 八ツの尾根 落ち葉踏みしめ 友想う | 忘れた頃 行く子 |
| しんしんと 冷え込む山小屋 霜柱 | 忘れた頃 行く子 |
| 錦なす 八ツの峰から 全山眺む | 忘れた頃 行く子 |
| 八(やつ)に立ち アルプス・富士を ひとり占め | 又 いく蔵 |
| 秋日和 艶やかなりし 山の木々 | 又 いく蔵 |
| YESマン 天女碑前で はいチーズ | 又 いく蔵 |
| 秋日和 今日の日よけは 編笠で | ぼやきの知識 |
| 賽の河原 去りゆく秋の マツムシソウ | ぼやきの知識 |
| 秋の夜に ギターつま弾く 青年小屋 | ぼやきの知識 |
| 紅葉の むこうの富士に ありがとう | ぼやきの知識 |
| りんどうの 青紫の やさしさに 心洗われ ふと我 振り返る | 県庁近辺に 勤務する人物 |
| 上越の 名山忘れぬ 草紅葉 | 参加者A |
| 豚汁を 味わう秋の 高谷池 | 参加者A |
| 誰のせい 今日の天気と アブの群れ | 作者不明 |
| 岩の陰 柔肌チラリ 黄金の湯 | 作者不明 |
| 百名山 火打・妙高 踏破する | いつもいく蔵 |
| 山坂で アブに刺されし 今日の秋 | いつもいく蔵 |
| 紫の 濃竜胆や 天狗庭 | いつもいく蔵 |
| 雲飛んで 連山仰ぐ 花野原 | suzuki (YESマン) |
| ゴンドラに 思い出乗せて 秋の風 | suzuki (YESマン) |
| 涸沢に下りて 穂高の峰々の岩稜と、星が見えるような紺碧の空との境界線、 これが本当のスカイラインだ。 黒く鋭角の岩が連なる人を拒むような岩壁。 氷河が削った美しい曲線のカールに流れるように残る真っ白な雪渓。 足元の岩屑の草地に短い夏を精一杯生きる高山植物の花々。 この色、この吸い込まれるような静けさ爽やかさ、 この広さ、この高さ、この奥行き、この圧倒感。 写真では、絵では、言葉では表現出来そうもないこの空間。 夏の北アルプスを、いや日本の山を代表する世界がここに在った。 岩壁をよじ登り、累々と重なり合う岩塊を乗り越え、 この足で頂上に立ったからこそ味わえる感動なのか。 今日ここに立ち、この一瞬をこの目で見た。 ありがとう。 秋になれば真っ赤に染まるナナカマド、ダケカンバの黄葉。 そしてすぐ訪れる純白の世界。渦巻く風雪。 また訪れる機会に恵まれることを願って更に下る。 | 参加者A |
| 待っていてくれたよ 上高地の雑踏が 梓川の川音が 明神岳の上に光るアルクトゥルスが 横尾山荘の朝食の列が 涸沢から見上げる青空が ナナカマドの白い花が お花畑いっぱいの花々が 雪渓の雪で作ったかき氷が 砂浴びをしていた雷鳥が 西の空に笠ヶ岳を浮かばせた夕焼けが 山荘の雑魚寝に差し込む月の光が 握る手に大きく冷たい鉄の梯子が 歩くたびに大きくなる槍の穂先が 朝日をうけて北にに連なる峰〃が 待っていてくれたよ 間近に見えた白山が 白濁したとってもいい温泉が みんな待っていてくれた 僕らは胸一杯に 確かに受け取った 穂高よ、乗鞍よありがとう | 時々男 |
| 清流を 渡る涼風 梓川 | suzuki (YESマン) |
| 雪渓や カールに残る 友の声 | suzuki (YESマン) |
| 黄金の 夕焼け雲に 魅せられて | suzuki (YESマン) |
| 雲の海 至福の時を 刻みけり | suzuki (YESマン) |
| 夏山に 別れを惜しむ 背中かな | suzuki (YESマン) |
| 花畑 雪と岩との 三重奏 | suzuki (YESマン) |
| 圏谷の 底より見上げる 峰々を 飛行機雲が 高く縫いゆく | 洟垂れ小僧 |
| 雪渓の 白さに競う ナナカマド 金槌響く 涸沢の九時 | 洟垂れ小僧 |
| 振り返る 名残惜しき 夏山よ 針葉樹薫りて 心静まり | 洟垂れ小僧 |
| 指さして 昨日登りし 峰々の 名を呼ぶ我ら 乗鞍も晴れ | 洟垂れ小僧 |
| 幾夜かを 山に泊まりし 旅終えて 出勤靴の 軽さに慣れず | 洟垂れ小僧 |
| 待ってろよ 穂高、乗鞍待ってろよ。 台風9号も、11号も僕らの熱気に押されて 西に遠ざかった。 待っているのは夏雲沸く青空だ。 磨き上げたような光る空に 吸い込まれにいくぞ。 いくらでも汗をかくぞ。 必ず頂へ届く山道を 歩いて笑って大汗をかくぞ。 そして夕焼けを見るんだ。 沈む夕日を惜しげな優しい目で見るんだ。 振り返って、そして仰ぎ見るために 沈む最後の光まで見るぞ。夜空はどうだ。 地球の裏側まで写るような星空だ。 流れ星はどうだ。 夜の山道を歩く友のようだ。 懐かしかったら、呼んでやる。日の出も見てやる。 身震いする寒さの中で 永遠から射しとおす光の束に差し抜かれてやる穂高、乗鞍待ってろよ。 おまえらの最高の姿で待っていろ。 全部見てやる、登ってやる。 | 時々男 |
| 奥穂高 青嶺が俺を 呼んでいる | イツモイク蔵 |
| 雲の峰 心は遥か アルプスに | suzuki (YESマン) |
| 万緑の 中や会津の 露天風呂 | suzuki (YESマン) |
| 花畑 今を盛りと 咲き競い | suzuki (YESマン) |
| 五月空 巡礼古道 尋ね来て | suzuki (YESマン) |
| 十二単 木洩れ日やさし 峠道 | suzuki (YESマン) |
| 裏山の 春を装う 山吹草 | suzuki (YESマン) |
| どこにいる?富士の峰は見えずとも 道志(同志)語るる 初山登り | 浅正 |
| 頂で 紅葉おかずに いただきます | 温泉に2度 入りかった人 |
| S?Nさん ころり転がる 木の根っこ | 温泉に2度 入りかった人 |
| 霧雨の 飯盛山や 花畑 | ケガから 復帰した人 |
| 四方山に 桃花(とうか)ほころむ 甲斐の里 | 名付け親 |
| 名山の 陰の山にも 春いぶく | 名付け親 |
| いばら道 たらのめ摘みし 遅れおり | 名付け親 |
Copyright (c) EJRTDS All Rights Reserved.